「デッドプール2」日本公開直前企画!~ライアン・レイノルズと興行収入~
「俺ちゃん is back」
R指定にも関わらず世界中で大大大ヒットを記録し、今やライアン・レイノルズの代表作となった「デッドプール」。
そして遂にその続編「デッドプール2」が6月1日(金)に日本公開を迎えることを記念して、これまでのライアン・レイノルズ出演作の製作費と興行収入を振り返ってみましょう。
ちなみにアメリカでは日本に2週間先行して5月18日(金)に公開が始まります!うらやましい!
とりあえずここでのルールは以下の3点です。
・主演、助演に関わらず出演作を対象とする(カメオ出演は除く)
・製作費などのデータが取得出来ない映画は対象外とする
・製作会社に入ってくるお金は興行収入の25%とする(つまりリクープには製作費の4倍の興行収入が必要)
では早速見ていきましょう。まずはサマリーからです。
★ライアン・レイノルズ出演作 サマリー
製作費合計:1,301億円
興行収入合計:3,733億円
製作会社の売上(興行収入÷4):933億円
製作会社の損益:-368億円
平均製作費:59億円
平均興行収入:169億円
製作会社の平均売上:42億円
平均損益率:-28%
平均劇場数:2,738館
1館あたりの平均興行収入(動員力):619万円
平均利益額:24億8,000万円
平均損失額:-45億5,000万円
興行的利益確率:41%(利益が出た作品数÷全作品数)
興行的損失確率:59%(損失が出た作品数÷全作品数)
詳しいデータはこちら↓
ライアン・レイノルズと興行収入 - Google スプレッドシート
「デップー」での大成功と比較されて、とやかく言われることの多いある意味ライアン・レイノルズの代表作「グリーン・ランタン」の興行的な大失敗で、
「ライアン・レイノルズ≒興行的にあまり成功しない俳優」
という図式がなんとなくあったと思われる今日この頃です。
実際の興行データを見ていくと確かに「平均損益率-28%」となっており、興行収入だけでは製作費を回収出来ていないことになっています。
しかしこの「-28%」は興行後のDVD・ブルーレイ・配信での売上でおおよそカバー出来る範囲の損失率なので、
「ライアン・レイノルズ≒利益は出せないかもしれないが、損益トントンには持っていける俳優」
と表現する方が、データを見る限りは正確なのではないかと思います。(集客力のある俳優ではありますが、それでも一人の出演者なので全ての責任を負わせるのは少し可哀そうとは思いますが。)
ここで製作費別の興行収入データを見てみましょう。
詳しいデータはこちら↓
(製作費別)ライアン・レイノルズと興収 - Google スプレッドシート
当たり前っちゃ当たり前なのかもしれませんが製作費が高くなればなるほど、興行的利益確率がどんどん下がっていきます。
特に製作費が100億円を超えている映画では平均で72億円の損失を出しており、損益率も他のセグメントと比べてとんでもないことになっています。
とりあえず100億円未満の製作費の映画であればそこそこの損益率で収められているので、全体の足を引っ張っているのがこの「製作費100億円以上の映画」ということになっています。
ちなみに製作費50億~100億円の映画だとギリギリ利益が出ていますが、これは他の映画全てでの損失を「デップー」が稼いだ利益でフルカバーしたからです。「デップー」が無かったら恐ろしいことになっていました。
では、今度の「デッドプール2」の製作費はいくらなのか?
110億円です。
これまでの興行収入データを見る限りでは「勝率20%・損益率-49%」で、ライアン・レイノルズにとってまさに「鬼門」の数字です。
リクープには単純計算で「440億円」が必要なので、1作目と同等の興行収入「783億円」が稼げれば余裕で利益が出ます。
「ケーブル対デップーの戦い」も気になりますが、ムービー興行収入ウォッチメンとしては、
「デップーもといライアン・レイノルズは、興行面での過去の自分との戦いに勝つことが出来るのか?」
が目下最大の関心事です。
ちなみに管理人は「デッドプール」はけっこう好きです。
車に乗るときはWHAMの「ケアレス・ウィスパー」をかけながら運転をし、T・J・ミラーと友達になりたいと思うほどに好きです。
1作目は配信での初鑑賞でしたが、本作は絶対に公開初日に駆け付けようと思っています。
「レディ・プレイヤー・ワン」と「アベンジャーズ」という強敵の攻撃は一巡し、戦いの準備は整ったので、是非とも本作も頑張ってほしいです。
予習・復習にどうぞ。やっぱり字幕版が最高。
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これすごく欲しいです・・・。
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ただこのフィギュア1個の値段で「デッドプール2」を5回は観に行ける計算になるので、どっちが正しいのか迷います。