「君の名前で僕を呼んで」の興行収入
みなさんGWは映画を何本見れたでしょうか?
管理人は「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と「君の名前で僕を呼んで(吹き替え)」の2本しか見れませんでした。
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」は公開初週に取り上げて、現在も世界でバカ稼ぎ中(5/6時点で約1,100億円くらい稼いでいる)なので途中経過はまた他の機会に取り上げるとして、今回は全世界の腐女子のみなさんお待ちかねの「君の名前で僕を呼んで」の興行収入を取り上げたいと思います。
※日本での興行収入データはまだ取得出来ていないので、全世界での興行収入のみの記載です。
★基礎データ
製作費(推定):4.8億円
リクープする興行収入(=製作費×4):19.2億円
公開初週末の興行収入:1.4億円
予想興行収入(=公開初週末の興行収入÷12%):11.9億円
予想利益率:-38%
現在の興行収入:40億円
リクープまで:あと0円
公開からの経過日数:154日
※2017年11月24日に4館限定での公開が始まっており、その後2018年1月18日に815館での公開に拡大したので公開からの経過日数が平均的な映画の公開日数(116日)より長くなっています。
予算的にはいわゆる「低予算映画」の部類に入りますが、製作費を鑑みても公開初週末(拡大時の)興行収入を見る限りは「大丈夫かこれ?」みたいな興行収入でした。
しかしその後はアカデミー脚色賞の受賞も相まってか順調に興行成績を伸ばし、推定ではありますが現時点で製作会社にかなりの利益が入ってくる計算になっています。
レイトショーに連れと2人で観に行ったのですが、それにも関わらずけっこうお客さんが入っていました。そして女性比率高し。
ざっくりしたお話は「ひと夏の間の少年のロマンス」なんですが、ありとあらゆるシーンに意味があり気な演出がなされている感じで、「あのシーンのあの演出はどういう意図だったんだろう?」と今でもずっと考えていますが全然納得の行く解釈が出来ない非常にアートな映画でした。
ですがお話の筋は非常にシンプルなので上映後はあちらこちらからすすり泣く声が聞こえてきており、アートでありながらもちゃんと感情移入させることに成功しているんだなぁと思います。(連れは泣いていました。)
管理人は泣きはしませんでしたが、観たあとに作中の演出を巡る考察合戦がけっこう白熱しました。そういう意味では深堀りすればするほど色んなことが出てきそうな非常に良い映画だと思います。
なのでこの映画のファンの方は内容的にも充実しているし、興行的にも余裕なので今後も安心して見守っていける幸せな作品だと思います。
個人的な映画の見どころは「シェイプ・オブ・ウォーター」で「最高の科学者、ホフステトラー博士」を演じたマイケル・スタールバーグ扮する主人公のお父さんが、主人公を慰めるシーンです。名言と説得力の嵐でここだけ感無量になりました。
あと主人公のお母さん役の吹き替えの人の声の演技が醸し出す「リアルなお母さん感」がむちゃくちゃ上手くてシビれました。
原作小説の日本語訳も出てるみたいなので気に入ったら読んでみて比較してみると良いかもしれません。
なんでも映画の方は原作の途中までを描いているそうです。